社内インタビュー

株式会社アクティス 西日本営業部 部長 小澤太輔

西日本営業部 部長 小澤太輔

社内における部門の役割を聞かせてください。

将来の事業の柱を育てています。

西日本営業部 部長 小澤太輔

西日本事業部では名古屋以西の西日本のお客様へのサービス提供を行っております。当社のソリューションを全て扱っており、ビジネスソリューション、組み込み制御系、IT基盤系のチーム編成になっています。ただし、単に既存のお客様に既存のサービスを提供しているわけではありません。自社の最大の強みであるエンジニアのスキルを活かして、新たなソリューションの創出、事業領域の開拓を担っております。

組織がコンパクトであることも奏功して、事業部長の下で営業部隊とエンジニア部隊、ビジネス・組み込み・IT基盤の各チームが一体となって会社全体の事業の柱を育てているという状況です。お客様からもエンジニアの質の高さ、特に業務知識やコンサルティング能力、要求レベルの高い通信インフラでの経験を評価していただいており、事業展開は順調に進んでいます。

ビジネスソリューションサービスの現状と展望はいかがでしょうか。

約10年の実績を活かし業務課題の迅速な解決を実現します。

西日本営業部 部長 小澤太輔

大手製造業のお客様を中心にSalesforceを中心としたアプリケーションの導入を支援しています。2007年頃からスタートして当初の立ち上げは苦労しましたが実績を積み、今ではお客様からの引き合いが多すぎるくらいです。これまでの関西圏での実績から、Salesforceと言えばアクティスへ相談に来ていただける状況です。当社は元々お客様のニーズを引き出してゼロからシステムを組むスタイルでやって来ましたが、今後はスピードアップが必要であると考えています。

開発の効率性という面もありますが、お客様のビジネスでいち早く成果を出すという意味でも課題の定義から業務システムの実稼働までの導入期間を少しでも短縮すべきだからです。製造業の企業様ですと顧客管理、営業活動の管理、販売・在庫管理、製品保守、債権管理など一連の業務の中でどこかしら改善点があるのが常です。業務の課題点に応じてアプリケーションがテンプレート化されていればスピーディーな導入が可能になります。そこで、Salesforceとそれぞれのビジネス用途に応じた最適なアプリ(AppExchange)を組み合わせて提案することで、お客様の業務範囲を幅広くカバーすることを進めております。提案のバリエーションを増やすことでお客様の問題解決のスピードアップを図るアプローチです。

組み込み制御系サービスでは具体的に何を提供しているのでしょうか。

通信インフラの知見を活かし高度な信頼性の実現に貢献します。

西日本営業部 部長 小澤太輔

主に車載機器の制御システムになります。自動車にはエンジンコントロールユニットなどのECU(電子制御ユニット)が多数搭載されていますがそれらのシステム開発に協力会社として携わっています。IT業界が全般的に人不足である状況で、車載機器の領域は特に対応できるスキルを持ったエンジニアがいません。

大手のSIerでもない限り、数10名単位のエンジニアのチームで開発を支援できる規模の会社はなかなかありません。これまでアクティスでは通信キャリア様向けの交換機の開発に携わって参りましたが通信インフラは電気ガス水道と同じく1秒も止めることができません。通信端末であれば今やスマホの時代ですからつながらないことも許されますが、基地局や交換機といった通信インフラは24時間365日ノンストップです。自動車運転の安全に関わる車載機器の開発も同様に高い品質レベルが要求されますので、エンジニアのスキルも相応のレベルが必要になります。

また通信の標準規格に則ったプログラムの設計・製造・テストを経験して蓄積してきた知見が、車載の制御システムの標準規格であるAUTOSAR(Automotive Open System Architecture)に基づく開発に見事にマッチするのです。

IT基盤系サービスは本社にもありますが西日本の特徴はいかがでしょうか。

徹底したカスタマーサービスが当社の自慢です。

西日本営業部 部長 小澤太輔

西日本のIT基盤系サービスは数年前に立ち上げられました。公共と民間のITインフラ構築を提供しております。この事業領域もやはりお客様の需要が圧倒的に強くエンジニアの供給が間に合っていない状況で、部門の立ち上げという点では成功したかと思います。新たな事業領域への種まきという意味ではこれから考えていく段階です。

余談になりますが西日本事業部の中で複数の事業を展開していることは、優秀人材の活躍の場を作るという点でとても有利であると考えています。営業、設計、開発、テスト、コンサルティング、カスタマーサービスなど職種の違いが生まれますので、仮に入社時点でマッチしない業務についたとしても会社側で適性を見極めて再配置することで社員が本来の力を発揮してくれるということが何度かありました。IT基盤系サービスにはカスタマーサービスを得意とするエンジニアをアサインし大いに活躍してもらっています。

アクティスにおける営業の存在意義とはなんでしょうか。

変革を加速し、お客様のニーズにいち早く答えます。

西日本営業部 部長 小澤太輔

私が入社する以前のアクティスは営業のいらない会社でした。高い技術力のおかげで特定のお客様から安定的に仕事をいただけていたからです。それが時代の変化のスピードがますます速くなる中で会社の業態も変化させる必要性が出てきました。変わる組織が強い組織。今のアクティスにおける営業の存在意義はまさに会社の変革を加速することだと考えております。

具体的には3つのシフトチェンジを進めてきました。1)お客様の多様化、2)技術の転換、3)品質+スピードへ、の3つです。広い視野でお客様の新たなニーズを把握する、自社の資産である技術力を活かせるビジネスのタネを見付ける、モデルベースやテンプレートの開発でサービスの提供スピードを上げる、というアプローチになります。

特にニーズとサービスのマッチングは営業の得意とするところ。お客さまのニーズにいち早く答え、同時に自社の人材も活かせるなら、これ以上のやりがいはありません。今後も営業としてお客様に近い立場でカスタマーファーストを実現していきたいと思います。

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