【2021年10月リリース】WinActorVer7.3の機能を紹介

NTTアドバンステクノロジ株式会社より、最新版WinActorVer.7.3がリリースされました。
導入6000社を超えるWinActorは、現場の担当者が使いこなせる「現場フレンドリー」なRPAを追求してきた製品で、
最新版ではRPA運用の負担を軽減する新機能を多数提供されています。
Ver7.3のリリースに伴い、弊社ではWinActorVer7.3の販売および技術サポートを開始しました。

本記事では、最新版WinActorVer7.3の機能ついて紹介します。


WinActorVer7.3の機能について

Ver7.3では運用負荷を軽減するために下記の機能が提供されています。

 

(1) 動作安定性の向上
RPA運用のよくある課題として、「WEBサイトの画面遷移時間」や「登録ボタンクリック時の待ち時間」が
ネットワークやPC環境の状況によって変化するため、環境に応じた待機処理をわざわざ入れてメンテナンスする必要がありました。
Ver7.3で提供される画面状態確認機能では、人間の操作により近づけるため、
次の処理の実行タイミングを自動制御する機能が組み込まれており、より安定的な動作を実現しています。

 

(2) オンラインアップデート機能
下記の自動更新機能が提供されるようになりました。

・WinActor本体のアップデート
最新版がリリースされた場合、利用者に最新バージョンを通知し、オンラインでアップデートすることができます。
・WebDriverのアップデート
ブラウザ操作の記録や自動操作で使用されるWebDriverを、利用環境に応じたバージョンを自動選択/更新することができます。
・ライブラリ/サブシナリオ
NTT-AT社が提供しているライブラリやサブシナリオの最新版を通知/更新する機能が追加されています。

更新方針として、「自動更新」「手動更新」「更新しない」を設定することが可能です。

 

(3) Internet Explorer 11 サポート終了への対応
Windows10におけるIE11のサポート終了に伴い、Ver7.3ではMicrosoft EdgeのIEモードで開いたページでの自動記録や、
シナリオ実行での自動操作を可能とする機能を新たに提供しております。
WinActorでIEを操作しているユーザーへのブラウザ移行支援策も予定しています。

 

(4) シナリオドキュメント生成機能
シナリオに配置したノードや設定情報の概要をドキュメントとして出力できます。効率的にシナリオの保守・運用を行えるようになりました。

 

(5) Power Automate Desktop連携機能
Power Automate Desktop連携機能を提供しています。マイクロソフト社のRPA“Power Automate Desktop”で予め用意したロボットを
WinActorから利用することで、より効率的に業務を自動化することができます。

 

(6) その他の新機能

|イベント監視機能

指定したフォルダの更新やメールの受信など、登録したイベントを監視して、イベント発生時に対応した処理を実行させることが可能になります。

|Googleカレンダー連携機能

Google Workspaceのカレンダーをブラウザで操作可能にするサブシナリオを提供します。

|設定インポート・エクスポート機能

オプション画面の設定内容のインポート・エクスポートが可能です。例えば、設定内容を他のWinActorに展開したりバックアップをとったりするのに利用できます。

|Cloud Library検索機能

WinActorからクラウド上のライブラリやサンプルシナリオを検索し利用できます。

|ブラウザ操作の改善

従来手間がかかっていたXPathの設定が、マウスクリックで選択するだけで設定可能です。


動作環境(Ver7.3)

|ソフトウェア環境条件(必須)

オペレーティングシステム Microsoft Windows 10 Pro, Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019
実行環境 Microsoft .NET Framework 4.8以上

|ハードウェア推奨環境

ディスプレイ FHD(1920×1080)が表示可能であるもの
サウンド シナリオ中で音を出すためのサウンド機能(スピーカを含む)
※音機能を使わない場合には不要
推奨CPU Core i3-6100 (2コア 3.7GHz)以上のx86またはx64プロセッサー
ハードディスク 空き容量 3.0GB以上
メモリ 2.0GB以上

|自動化対応ツール

Webブラウザ 自動記録 / 自動操作対応:Internet Explorer 11, Google Chrome, Mozilla Firefox, Microsoft Edge(Chromium)
自動操作対応:Microsoft Edge(EdgeHTML版)

WinActorVer7.3の機能ついて紹介しました。
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